2015年8月31日(月)
戦後70周年記念特別上映 小林正樹『東京裁判』
『東京裁判』(1983年)──歴史に立ち合う4時間37分
The lntemationa1 Military Tribunal for the Far East
戦勝国の国旗がたなびくその法廷で、何か裁かれたのか?
第二次世界大戦における日本の戦争犯罪を裁いた極東国際軍事裁判、俗称「東京裁判」を、アメリカの国防総省(ペンタゴン)が第二次世界大戦の記録として撮影・収録し秘蔵していたフィルム(170時間分)をもとに、その全貌を描いたドキュメンタリーが『東京裁判』である。『人間の條件』全六部や『切腹』などの巨匠・小林正樹監督が5年の歳月をかけて完成した日本映画史に残る稀有な傑作が、戦後70年の節目に甦る。
旧日本の支配体制の構成と指導者たちの苦悩、思惑が複雑に絡み合っていたことが具体的に陳述され、戦争の悲惨な実情が明るみに出される法廷。かつての将軍、大臣、首相、皇帝など世界史の生き証人が続々とスクリーンに登場してそれぞれの特徴や個性をくっきりと浮き彫りにする(なかでも東条英機対キーナン検事の生々しい肉声の論争は圧巻)。この映画は、戦後世界の原点を解く鍵であり、昭和史の凝縮でもある。
★本作品は全編35mmフィルムでの上映となりますので、ユーロライブ上階(3階)のユーロスペースが会場となります。
8月31日(月) | |
---|---|
12:30 | 12:30開映(開場は12:00) |
18:00 | 18:00開映(開場は17:30) |