2016年11月6日(日)
町山智浩の映画塾!~アカデミー賞受賞作を語る~
「グッドフェローズ」、「2001年宇宙の旅」、「暴力脱獄」、ほか1本
ついに史上最大の難解映画『2001年宇宙の旅』を映画塾で解説します。時間内で収ま
るかどうか、心配です。今回はその他にも自分にとってこだわりのあるマーティン・
スコセッシ監督の『グッドフェローズ』とポール・ニューマン主演『暴力脱獄』につ
いて、皆さんからの質問を受けながら、お話しさせていただきます。
■町山智浩プロフィール
映画評論家。1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後宝島社に入社。雑誌『宝島』、『別冊宝島』ムック『おたくの本』『裸の自衛隊』『いまどきの神サマ』などの編集に携わる。その後洋泉社に転じ編集長として雑誌『映画秘宝』創刊、97年に退社後渡米。『映画の見方がわかる本』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』ほか著書多数。ガース柳下、ウェイン町山として翻訳家・映画評論家の柳下毅一郎とファビュラス・バーカー・ボーイズを結成し映画ファンに絶大な人気を誇る。最新刊は、『トランプがローリングストーンズでやってきた』(文藝春秋社刊)。現在、アメリカバークレイから様々なメディアを通じて映画評論を行っている。
映画評論家。1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後宝島社に入社。雑誌『宝島』、『別冊宝島』ムック『おたくの本』『裸の自衛隊』『いまどきの神サマ』などの編集に携わる。その後洋泉社に転じ編集長として雑誌『映画秘宝』創刊、97年に退社後渡米。『映画の見方がわかる本』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』ほか著書多数。ガース柳下、ウェイン町山として翻訳家・映画評論家の柳下毅一郎とファビュラス・バーカー・ボーイズを結成し映画ファンに絶大な人気を誇る。最新刊は、『トランプがローリングストーンズでやってきた』(文藝春秋社刊)。現在、アメリカバークレイから様々なメディアを通じて映画評論を行っている。
11月6日(日) | |
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18:30 開場 | |
19:00 開演 |
■取り上げる作品
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「グッドフェローズ」 (1990/アメリカ)
後に「ディパーテッド」を放つマーティン・スコセッシ監督が、NYマフィアの実像を描いた実録小説を映画化して絶賛を浴びた。“大統領よりマフィアに憧れて”、裏社会に飛び込んだ1人の男の数十年にもわたる一代記であると同時に、彼の視点から見た《グッドフェローズ》たちの群像劇でもある。軽やかながら濃密で、格調すら感じさせるスコセッシの見事な演出はもとより、各時代のヒットナンバーで綴られたサントラは、ロック年代記としても楽しめる。名優ロバート・デ・ニーロら実力派揃いの俳優陣の中で、熱演が光るジョー・ペシがアカデミー助演男優賞に輝いた。
監督:マーティン・スコセッシ 脚本:ニコラス・ピレッジ、マーティン・スコセッシ
出演:レイ・リオッタ、ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、ロレイン・ブラッコ、ポール・ソルヴィノ、フランク・シベロほか
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
予告編★https://www.youtube.com/watch?v=qo5jJpHtI1Y
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「2001年宇宙の旅」(1968/(イギリス/アメリカ)
鬼才スタンリー・キューブリック監督が壮大なビジョンと観る者を圧倒する強烈な視覚・音響効果を駆使してSFという枠に留まらず、映画史上に燦然と輝く金字塔を打ち立てた傑作。
SF小説界の大御所A・C・クラークの協力のもと、当時の最新の科学的知見(音が聞こえない宇宙空間など)と壮大な哲学的ビジョン、そして画期的な特撮技術などを総動員し、めくるめく強烈な映像世界を構築した。従来のSF映画とは一線を画すその斬新かつ深遠で難解な内容(監督自身が「1度見ても分からない」と発言)は大きな論議を巻き起こし、その後の映画界に計り知れない影響を及ぼすことになった。クラシックや現代音楽を巧みにあしらった音楽センスも抜群な印象を残す。
監督・製作:スタンリー・キューブリック
脚本:スタンリー・キューブリック、アーサー・C・クラーク
出演:キア・デュリア、ゲーリー・ロックウッド、ウィリアム・シルヴェスター、ダニエル・リクター、レナード・ロッシターほか
(C)Warner Bros. Entertainment Inc.
予告編★https://www.youtube.com/watch?v=lfF0vxKZRhc
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「暴力脱獄」(1967/アメリカ)
ポール・ニューマンが厳戒態勢の刑務所から命懸けの脱獄を試みる不屈のアンチヒーロー役を熱演。その男っぽい魅力を画面に焼きつけた、サスペンスアクションの名作。実際に牢獄生活経験のあるD・ピアースの小説を映画化。アクション映画の中でも根強い人気がある“脱獄もの”の1本として高い人気を誇り、「網走番外地」シリーズにも影響を与えたといわれている。ニューマンがアンチヒーロー役ながら喜怒哀楽豊かに好演し、ハリウッドスターらしいオーラを発揮。アカデミー助演男優賞に輝いたジョージ・ケネディやデニス・ホッパーら充実した脇役陣がいい味を出しているのも見逃せない。
出演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、ジョー・ヴァン・フリート、J・D・キャノン、ルー・アントニオ、ストローザー・マーティンほか
監督:スチュアート・ローゼンバーグ 脚本:フランク・ピアソン、ドン・ピアース
予告編★https://www.youtube.com/watch?v=q111bDVYNXk -
ほか1本