2016年10月30日(日)
町山智浩「最も危険なアメリカ映画」(集英社インターナショナル)発売記念イベント
町山智浩のライブ解説付き『國民の創生』上映!
D.W.グリフィス監督『國民の創生』(1915年)は映画史上最高にして最悪の映画だ。これ一本で娯楽映画の文法の基本は確立されたが、史実を歪め、黒人を悪、KKKを正義として描き、全米にKKKのリンチを復活させた。それから101年目の今年、アメリカで黒人映画監督ネイト・パーカーが同じ原題の『バース・オブ・ネイション』を作り、センセーションになっている。そこで、3時間のサイレント大作『國民の創生』のどこが素晴らしく、どこが歴史の歪曲なのか、ライブで副音声解説するイベントを行います。
10月30日(日) | |
---|---|
開場 12:30 | 開演 13:00 |
-
■町山智浩プロフィール
映画評論家。1962年東京都生まれ。早稲田大学卒業後宝島社に入社。雑誌『宝島』、『別冊宝島』ムック『おたくの本』『裸の自衛隊』『いまどきの神サマ』などの編集に携わる。その後洋泉社に転じ編集長として雑誌『映画秘宝』創刊、97年に退社後渡米。『映画の見方がわかる本』『アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない』『キャプテン・アメリカはなぜ死んだか』ほか著書多数。ガース柳下、ウェイン町山として翻訳家・映画評論家の柳下毅一郎とファビュラス・バーカー・ボーイズを結成し映画ファンに絶大な人気を誇る。最新刊は、『トランプがローリングストーンズでやってきた』(文藝春秋社刊)。現在、アメリカバークレイから様々なメディアを通じて映画評論を行っている。 -
國民の創生
監督:D・W・グリフィス
原作:トーマス・ディクソン
出演:リリアン・ギッシュ、メエ・マーシュ、ヘンリー・B・ウォルソール、ラルフ・ルイス、メアリー・オルデン